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わたしの はじまりのストーリー
​~木野内美里~

Rin-b! 開発ストーリー

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きっかけは、私の母がガンになったんです。闘病が何年にも渡りました。
だんだん元気がなくなって、外にも出られなくなった時、私はどっぷり美術教育を受けてきた人間だったので、「お母さん、絵でも描いたら。ストレス発散になるのに」と思っていました。
でも、自由に絵を描ける日本人はいません。かえってストレスを与えてしまうと思ってるうちに母をみおくりました。
​
​一番身近な人にも、私は、美術の力を伝えることが出来ませんでした。

​そんなときに知ったのが芸術療法の「臨床美術」です。万人が本格アートが描けるように考えられた、ユニバーサルなプログラムです。
【これさえ知っていたらどれだけの人が救われるだろう】
私には療法というより、これだったら誰もが自由に絵を描けると思ったんです。
2006年に私は臨床美術士になりました。
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老後の社会貢献にと思って資格をとって、自己啓発でいろいろなところでworkshopをする日々を送りました。
やっているうちに気付いたことがありました。同じように描いたはずなのにとんでもなくばらばらなものができるのです。
人って、人の感性ってこんなに違うんだと言うことを目で理解しました。
​
なんだ。
​人って同じような服を着て、同じようにご飯を食べて、ついつい考えも同じだと思いがちですが、実は本当にばらばらなんです。それを心の底から理解しました。
そうなると、いろんなことが楽になりました。

私は普段チョコレートバイヤーとして仕事をしていますが、商習慣もほんと各国ばらばらなんです。依頼したことがなぜできないのか怒っていたし、怒られたし。イライラしていました。
それが、だんだん、ちゃんと何が起こってるのか、海外の事情を聞くようになりました。むちゃくちゃだと思っていたことが、意外とちゃんとした理由があるんです。
こんなにも考えも環境も違うのに、いっしょに仕事できることがしあわせだと思えるようになりました。
人を受け入れると自分も肯定できる感じがします。
でもその時はまだ、自分はいいけど、人のことは知らないと思っていました。

​どうしてみんなアート活動やらないんだろう。
誰かがちゃんと広めたらいいのに。私じゃないけど。
って思ってたところに2011年東日本大震災が起きました。
私は阪神・淡路大震災を経験した神戸の人間なので、突き刺さるような、のどがぎゅっとなるくらい自分事でした。
被災した子どもたちのためにアートワークショップをしてほしいと、セイブザチルドレンさんから呼ばれ、画材を持って岩手県に行きました。
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テレビで見た、何もなくなってしまった港の景色を見下ろす学童保育に子どもたちがたくさんいました。
子どもは元気そうに絵を描いてるけど、この景色にストレスを感じないわけはないです。
「今度いつきてくれるの?」という子どもや職員さんの言葉に返事が出来ませんでした。
一日一か所しか行けない。。。
一件一件の学童保育の場所があまりにも遠いからです。私はその時東北地方の大きさを実感しました。

そうだ、私はフェリシモの商品企画担当だ!

​私のやっている「臨床美術」は元々は認知症の芸術療法だけど、絵を描くことがストレス発散になるのはわかっていました。一般の人にも子どもにも、ストレス社会にはアートが必要。
フェリシモでキット化しよう、と。帰る飛行機の中で自分で出来ることをやるっ。と硬く決心して帰ってきました。
東京お茶の水にある、TOPPAN芸造研株式会社(旧芸術造形研究所)に、恐る恐る連絡をしました。
病院の先生でもない、学校の先生でもない、いち地方のビジネスパーソンがキット化したいということを、どう思われるかと不安でした。
絶対怒られる。破門になる。でも、やらなくちゃ。
しかし、いいことは受け入れられます。
あっさりと「ぜひ、やってください」と。プログラムを考えている芸術造形研究所とのコラボがスタートしたのが2012年です。
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2013年に第一弾の「脳が目ざめるお絵かきプログラム」がデビューしました。フェリシモの500色の色えんぴつを使ったプログラムが誕生しました。
はじめは社内でも、「何それ?」という感じだったんです。
何回も何回もいろんな関係者に説明をし続け、いっしょに絵を描いて体験してもらいました。周りも根負けしてくれました。
一般の方に向けてテキストの工夫もしました。
フェリシモの「神戸学校」に茂木健一郎さんを招いて、500人の一般の方々と同時に絵を描くworkshopもしました。

​
本当は第一弾で終わるつもりだったのですが、第二弾、第三弾と続いていきました。現在、気が付いたら第10弾。
なんと10年です。
1万5000人の人が、1回12ヵ月の「脳が目ざめるお絵かきプログラム」を継続してくださいました。

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いつしかフェリシモの社内でもやりたいという人が増え、リンビー部という名の部活動になりました。
目標は「アートのハッピーをすべての人へ」です。
リンビーの部活のなかまと、学校や企業研修、いろいろなところにworkshopに行くようになりました。
なんと一年で1000人の人と描くほど活発にアートのハッピーを広げる活動をしています。
今度はお客様の中から、「脳が目ざめるお絵かきプログラム」を使って自分のコミュニティーで楽しくworkshopしたいというお声が上がりました。
社内の部員だけでなく、「リンビートさん」という社外のリンビー部員も、アートのハッピーを広げる活動を一緒にしていくことになりました。
喫茶店のオーナーさん、ヨガの先生、学童保育の先生、リンビートさんは全国に生まれました。中にはさらに勉強をしたいと、本格的に臨床美術士の資格まで取る人も次々と現れました。
実は、いつも「なかなか広がらないな」「アートのハッピーは広げるのは無理なんじゃないか」「まったく進んでない」と思うことも多々ありました。それは真剣に考えるからこそですが。
悩むとき思い出すことがあります。フェリシモの故名誉会長に言われた言葉です。

「私のようななんでもない者が、続けてもいいのだろうか」とぽそっと言うと。
「木野内くん、それはええことなんやろ。」シンプルな質問に驚いたんです。
「はい、いいことです。」
「ええことは誰がやってもええ。」
大小問わず。いいことこそ大事です。
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振り返ると、
【これさえ知っていたらどれだけの人が救われるだろう】 思ったのはそれだけです。
たったそれだけのことから、気が付いたら私一人ではなくなっていました。
フェリシモの社内の部員だけじゃなく、社外にもなかまがこんなに増えていて。
毎月誰かと絵を描き、描く人をサポートしています。
​最近、主語は「私」から、「私たち」に変わっています。
私たち一生懸命です!
リンビーのアートは、誰かが誰かと絵を描けば、アートのハッピーが生まれます。
そうだ。
この活動はやってて楽しいっ。
これからもアートのハッピーをすべての人へ!

これが私たちリンビー部の始まりのストーリーです。
このストーリーが未来に続いて、次々といろんなストーリーになっていきますように。
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